ニュースに思う事[甲状腺がんの疑い　福島県直ちに２次検査、初めて１人判定]: cogito,ergo sum

2012年11月18日

ニュースに思う事[甲状腺がんの疑い　福島県直ちに２次検査、初めて１人判定]

甲状腺がんの疑い　福島県直ちに２次検査、初めて１人判定

最悪の展開になる可能性も…。

チェルノブイリの事を考えれば、十分考えられた事態ですが、そうならないでほしいです。
今は、当時より、医療技術が進歩しているので、手術時の縫合範囲も小さいですし、術後の痕跡も薄くなりますが、完全に消えるわけではありません。
何より、大人の間抜けのせいで子供が癌になるなど、決して許されていい話ではありません。

医大の説明にも、呆れました。
チェルノブイリの例はそうだったでしょうが、福島も同様だという確信があるわけないでしょう？
それなのに、どうしてチェルノブイリの例を出して、以前から発症していた可能性があるなんて、言うんですか？
違う可能性も否定できません。
如何にも、因果関係を否定するような言い方です。
これじゃあ、事故を起こした発電所の、運用に携わっていた人間と同レベルではありませんか。
システム保守の経験がある人間から言わせていただきますと、日ごろ保守をしていて、こんな事でおきるのかなんて事は、少なくありません。
異常が出たら、あらゆる可能性を考慮しながら、事に当たる物です。
医師もそうではないのですか？
チェルノブイリより遥かに速く、発症する可能性も考慮すべきなんです。
無論、可能性がないなんて言いません。
小児癌と呼ばれるタイプの癌も、ありますから。

慎重に見極めるとのことですが、これでは、きちんと経過を見極めて、以前からの発症か、事故が原因の発症か、ちゃんと特定できるのでしょうかね？
ものすごく不安なのですが…。

見つかったとして、良性の場合でも悪性になって急激に症状が進むこともあります。
悪性の場合は直ちに摘出が必要ですが、ホルモン剤を飲み続けなければなりませんし、もちろん経過観察も必要です。
これに関して、医療補助をどうするか、これはもう国が対応する問題になります。
きちんとやってほしいですね。
物凄く、不安です…。